みなさんは、投資に関する情報をどこで入手しているでしょうか?
SNS、ブログ、新聞、ネットニュースなど、様々な情報チャネルがあり、
簡単に色んな人の、多種多様な情報を手に入れられるようになりました。
しかしながら、こういった情報は非常に役に立つ側面がある一方で、
断片的な情報になってしまう傾向にあります。
その結果、知識が中々定着しなかったり、全体観を掴めず理解が進まないといったことが起こりえます。
この様な状況を打破してくれるのが、「本」の存在です。
本はあらゆる情報を体系的に、点と点を繋げるかのように情報を伝えてくれます。
そういった意味で、情報源としての本は非常に重要であり、
知りたいことがあるのであれば、その分野の本を一冊は読むべきというのが私の持論です。
そこで今回は、投資という大きなくくりにはなりますが、
・私が読んで非常に役に立ったと感じた
・また、取っつきやすく初心者の方でも読み切ることができる
この点を抑えた、おすすめ本を3冊ご紹介します!
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
1冊目:株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書
まず1冊目は、「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」になります。
こちらの本は、私が投資を始めてすぐに読んだ本です。
この本の特徴は、とにかく読みやすいということです。
著者の方は公認会計士の方で、いわゆる「専業投資家」ではないため、
癖のある教え方や、投資方法はなく、フラットに理解しやすい内容となっています。
この本では、「ファンダメンタルズ分析」について書かれており、
会社の業績の中で注目すべき指標や、注意すべきポイントなどについて紹介しています。
※ファンダメンタルズ分析については今後また別で記事を書きたいと思います。
全くの初心者で、本当に何もわからない人にはちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、
わからない事も適宜ググって調べていけば何も難しくはありません。
逆に言えば、この本を読み終えるころには、ある程度基礎的な知識が身に付いている状態になります。
「投資って難しそう」
「投資って何を見て判断すればいいの?」
といった方は、是非この本を読んで基礎を理解してみると良いと思います!
またおなじ著者が書いている、「株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書」も、
非常にわかりやすくおすすめです!
「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」は投資の根幹です。
この2冊で基礎を制覇しましょう!
2冊目:ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
2冊目は、「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け」です。
こちらは、投資をしているひとなら誰もが知る名著となっています。
著者のピーター・リンチは伝説の超大物投資家で、少し調べてみれば数々の逸話が出てくると思います。
この本では、いわゆる小手先のテクニックや、流行りに乗った内容は書かれていません。
なので、手っ取り早く楽して稼ぎたいと考えている人には退屈かもしれません。
しかし、投資における「長期」の視点や、「分散」の観点など、
普遍的に非常に重要なことが書かれており、投資家であれば一読必須であると思います。
現代においてはインデックス投資が全盛期であり、
個別株の投資はそこまで盛り上がっていないのが現状ですが、
先ほどお伝えした投資の根幹を為す部分はどんな投資でも変わりません。
また、本の中でも紹介されている、
自分の身近なところにこそ、チャンスは転がっているというのも非常に大切な観点だと思います。
「○○さんが言っているから」
「○○さんが買っているから」
といった銘柄選びも悪い事ではありません。
しかし、人の意見ばかりで自分の意見を持たずに失敗したとしても誰も助けてくれません。
あくまで最後に決めるのは自分であり、投資の主体も自分です。
身の回りの変化、ニュース、トレンド敏感に感じ取り、
投資に役立たせていく重要性をピーター・リンチも伝えています。
ページ数が結構長く、レビューも賛否両論分かれるところではありますが、
きつければ気になる所だけでも読むことをおススメします。
人生という長いスパンで投資を続けていく皆様にはぜひ読んでいただきたい一冊です。
3冊目:ミネルヴィニの成長株投資法 ━高い先導株を買い、より高値で売り抜けろ
最後の3冊目は「ミネルヴィニの成長株投資法 ━高い先導株を買い、より高値で売り抜けろ」です。
こちらの本も投資の分野では有名な名著となっていますが、
非常に重厚な内容となっており、ページ数も非常に多いため、
読む前から毛嫌いしている人も多い本です。
しかし、こちらの本は投資家であれば確実に読むべき本であると断言できます。
こちらの本では「成長株投資」、つまり「グロース株投資」について書かれており、
いわゆる「ダイヤの原石」を探し出し、成長とともに売り抜けるためのリスク管理などについて、
詳しく説明しています。
ウォーレンバフェットなどの好む、割安株を買ってホールドする「バリュー株投資」と、
この著書で書かれている、成長している株を見極めて投資する「グロース株投資」は、
一見すると真逆のように感じられます。
しかし、その本質的な考え方や、視点と言うのは非常に共通する部分が多く、
投資スタイルに関わらず一読する価値がある本であると言えます。
投資する銘柄への徹底的な事前調査や、損切りのルールなど、
わかってはいるけど、どこまで徹底的に実践できているかと言われると考え込んでしまう人も多いのではないでしょうか?
そういった人にもぜひ本書を読んで、
自身の投資方針を改めて見つめなおす機会にしてみてはいかがでしょうか?
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、初心者から上級者まで役に立つ本3冊をご紹介してきました。
どの本も非常に重要な内容が書かれており、
出来ればすべて読んでいただきたい内容となっております。
もうすでに読まれた方は、ぜひまた読み直すきっかけになれば嬉しいです!(笑)
本の素晴らしい点は、体系的に情報を得て、知識として定着させることができる点であると、
冒頭にお伝えしました。
ぜひ、今回ご紹介した本が皆様の投資ライフの一助になれば幸いです。
今日はこの辺で!!!

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