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【OKTA】米国ハイグロース銘柄オクタについて強み・弱みなど一挙解説!

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みなさんはクラウドサービスを何かしら利用されていますか?

現代においてクラウドとは切ってもきれない関係にあるため、気づいていなくても一度は利用しているかと思います。

例えば、職場で「Salesforce」や「box」や「SmartHR」など使っている方、日常生活でも、Googleのサービスやマネーフォワードなどを使っている方は、知らず知らずのうちにクラウドサービスを使っているのです。

そんなクラウドサービスですが、使っていると必ず行わなければならない作業があります。

それが「ログイン」です。

重要な情報へのアクセスとなるため、セキュリティも厳重にせざるを得ず、いくつもあるサービスごとにログインをするという面倒なことを日々行わなければならないのです。

そんな不便を解決したのは「OKTA(以下、オクタ)」です!

オクタは現在米国市場全体の中でも屈指のハイグロース株として注目されており、今後も非常に大きな成長が見込まれている企業です!

そこで今回は、そんなオクタについて解説していきたいと思います!

米国株投資をされている方、成長株を探されている方などにとって、参考になるように書いていますので、ぜひ最後までご覧ください!

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目次

OKTAとはどんな会社?

オクタの基本情報を下記にてまとめてみましたので、ご覧ください。

企業基本情報

企業名:Okta,Inc.

設立:2009年1月

創業者:トッド・マキノン、フレデリック・ケレスト

本社:米国サンフランシスコ

市場:NASDAQ(2017年4月に上場)[ティッカーシンボル:OKTA]

創業者のトッド・マキノンは、元Salesforce(ティッカーシンボル:CRM)の上級副社長で、フレデリック・ケレストもSalesforce出身です。

OKTAの事業内容・ビジネスモデル

ここからオクタの事業について解説していきます。

オクタは「アイデンティティ管理」のプラットフォームを提供しています。

「アイデンティティ管理」とは、IDやパスワードなどのユーザアカウントを一元的に管理するシステムや技術のことです。

オクタの主力製品は「Okta Identity Cloud」というクラウド型のプラットフォームです。

こちらはいわゆるSaaS(Software as a Service)型モデルで、厳密に言えばオクタはIDaaS(Identity as a Service)のモデルになります。

ビジネスモデルは「サブスクリプションモデル(定期購読)」となっており、Salesforceなどと同様に、1アカウント当たりの料金による課金型です。

実際にオクタのクラウドで出来ることとその機能は、以下の4つが挙げられます。

シングルサインオン(SSO)

SSOは一度の認証で様々なクラウドサービスにアクセスできるようにする機能です。皆さんも一度は経験があると思いますが、色んなサービスを利用するたびにログインする面倒な作業が、オクタを使うことで減らすことが出来ます。

さらに、ログインの手間が面倒になって、ID・パスワードを使いまわしてしまう事で起きる、情報漏洩のリスクも低減することが出来ます。

オクタHPより引用

多要素認証(MFA)

ワンタイムパスワードや、生体認証(指紋認証など)を併用することで、セキュリティを強化する機能です。

スマホを使われている方ならイメージがつくかと思いますが、顔認証や指紋認証などが挙げられます。

ライフサイクル管理(LCM)

IDの追加・修正・削除など、クラウドサービスへのプロビジョニングを一括管理できる機能です。これにより、サービスごとに都度プロビジョニングを行うのではなく、一元管理することで工数を削減できます。

丸紅情報システムHPより引用

「プロビジョニング」とは、サービスなどに新たな利用許可申請が生じた際に、その割り当てや設定などを行うことで、利用・運用が可能な状態にすることです。例えば、会社に新入社員が入ってきて、新しくシステムを使えるようにする場合、アカウントを新規作成したり、アクセス制限を掛けたりすると思います。このように、新しく利用できるように整える一連の工程を「プロビジョニング」と呼びます。

ユニバーサルディレクトリ(UD­)

これまで紹介してきたような認証やプロビジョニングなどの機能をさらに追加したい場合に、ディレクトリ項目を拡張して、運用効率と利便性を向上させるような機能です。ちょっとわかりにくいと思います。

ようするに、複数の情報元からデータを持ってきて同期などが出来ると理解していただければよいかと思います。

例えば、社内の会計システムと人事システムのデータを一元管理することで、横並びでデータを確認することが出来るようになるということですね。

私自身、本業でデータを扱うような仕事をしているため、これは非常に重要かつ良い機能だと思いました。

オクタHPより引用

このようにオクタは、ただID・パスワードを管理するだけでなく、データの一元化などによって、管理コストや工数の削減など、業務の効率化に非常に重要な機能を兼ね備えているのです。

ちなみに、最も使われているアプリ上位3社はマイクロソフト、AWS、Salesforceだそうです。

本章のまとめ

・煩雑で面倒なID・パスワードといったアイデンティティ管理を主に行っている

・管理するだけでなく、業務効率を最大化するような機能もついている。

・高いセキュリティレベルを保有している。

・同領域内でも非常に高い評価を受けている企業である。

市場におけるポジション

続いて、オクタの市場におけるポジションについて解説していきます。

オクタの利用者は、約9500社に及び1億人を超えたと発表されています。

現在、オクタが事業を展開するこのIDaaS市場は800億ドル(約8兆円強)規模といわれており、オクタが上場した2017年の180億ドルの市場規模から、4倍以上に広がっています。(年平均36.5%の急成長を続けている市場です・・・ものすごいスピード)

GBGのニュース記事より引用

そんなIDaaS分野において、オクタは世界最大手に位置付けており、今後の成長にも非常に期待が持てる企業と言えます。

また、2019年に米ガートナー社はオクタを「アクセス・マネジメント」市場における「リーダー」の1社であると位置づけました。このように第三者的にも評価を受けています。(下記画像参照)

IDaaS市場は、企業のクラウドサービスの利用率が高まっていけばいくほど、それに伴って市場も拡大していきます。

あらゆるものがDX化(デジタル化)していき、オンプレからクラウドに移行しているこの時代においてIDaaS市場も急拡大を続けることは間違いないといえるのではないでしょうか?

「オンプレ」とはオンプレミスの略で、情報システムを自社設備内で完結して管理・運用していることを指します。以前はオンプレが主流でしたが、クラウドサービスの台頭によって、オンプレからの移行が進んでいます。

OKTAの強み

オクタの強みは大きく2つあると考えています。

①6500種類を超えるアプリケーションとの連携

②市場における圧倒的な実績と評価

強み①6500種類を超えるアプリケーションとの連携

オクタは、6500種類を超えるアプリケーションと連携することが可能となっており、社内で使っているアプリケーションと連携できないから、オクタを使えない・・・といった機会損失をほとんど生みません。

今後もますます様々なソフトウェアベンダーとの連携を加速させていくと考えられ、そうなると様々なソフトウェアを導入する際に、セットでオクタも導入するような流れもどんどん出来上がっていくでしょう。

強み②市場における圧倒的な実績と評価

先述の通り、オクタはIDaaS領域において大きなシェアを占めており、競合となる企業は何社かありますが、その中でも強力な競合だった「Auth0(オースゼロ)」を、今月に買収完了しました。(オースゼロは先ほど載せたガートナー社の画像の中にも載っています)

これは非常に大きな買収で、今後の成長に当たっての障害はかなり取っ払われた形となります。

オクタの決算資料より引用

他にも競合としてOneLoginなどがありますが、売上高や利用者数で比べてもまだまだオクタには及びません。

OKTAの弱み

オクタの弱みとして考えられるのは、競争の激化に伴った柔軟な変化への対応と言えます。

これは一種の大企業病とも言えるかもしれませんが、オクタは企業体としてどんどん大きくなっています。

IDaaSのような日進月歩の業界では、常に大きな技術革新が起きており、対応が少しでも遅れると、一瞬でシェアが奪われてしまいかねません。

また、オクタは元々の成長度に加えて、コロナ禍によって急速に成長したため、企業としての評価や今後の売上見通しが読みづらいとも言えると思います。

OKTAの株価推移と財務状況

ここからは、オクタの現在の業績などの財務状況、また将来性について見ていきましょう。

株価チャート推移

まずはオクタの株価チャートを見ていきましょう。

コロナ禍で一度暴落をした後、コロナ禍以前の水準までV字回復し、その後また株価が落ち込んでいます。

しかし、こちらは米国FRBのテーパリングへの危機感や、経済再開を受けてのグロース株の下落などの影響を受けての下落となっており、オクタ自体にマイナスな材料がでたわけではありません。むしろ買い場ともとれる水準です。

財務状況

次にオクタの財務状況を見ていきましょう

まずは売上高推移を見てみましょう。

オクタの決算資料より引用

見ての通り、きれいな右肩上がりの成長を続けており、2019年から2022年の年平均成長率は何と45%です。

続いて四半期業績の推移です。

オクタの決算資料より引用

ご覧の通り、サブスクリプションによる売り上げが96%を占めています。

また、そのサブスクリプション売上高も昨年比で38%アップと凄まじい勢いです。

ついでにオクタにグローバルでの売り上げも見ておきましょう。

オクタの決算資料より引用

まだまだアメリカの売上が大半ですが、逆に言えば海外にまだまだ伸びしろがあると捉えると末恐ろしいですね(笑)

また直近の5月26日の四半期決算では、

予想売上高$238.66Mに対し、結果$251.01M

予想EPS$-0.2017に対し、結果$-0.1

としっかりと良い決算を出しています。

また、下記の画像をご覧ください。

オクタの決算資料より引用

このRemaining Performance Obligation(RPO)というのは、SaaS企業特有の指標です。RPOは、既に契約済でこれから入ってくる売上のことを指します。

SaaS型のサービスは月額や年額などで契約するため、解約がなければ将来どの程度の売上が見込めるかを予測しやすい側面があり、企業としては管理が比較的しやすく、投資家からすれば将来性についてみることが出来る非常に重要な指標になります。

オクタの場合、このRPOも順調に伸ばしており、今後のビジネスの展望も明るい事が見通せると言えるでしょう。

先述したオースゼロの買収によって、一時的な財務状況は悪化は考えられますが、今後の成長においてはむしろ成長ドライバーになる存在なので、全くマイナスではないでしょう。

見出し2:終わりに

いかがでしたでしょうか?

オクタの株は、私自身も何度か利確などを挟みながら保有を続けています。

短期的な目線でも、長期的な目線でも非常に魅力的な銘柄ですし、トレンドに逆らわないまさに順張りの投資対象と言えるでしょう!

この記事が少しでも皆様の投資ライフのお役に立てましたら幸いです。

今回は以上です!それではまた!!

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